いつの日か会えるとか思うなよ?
死んでしまった人の話の続き。
別れた旦那の事は、本当に好きだったんだと思う。
自分の好きな事を全て捨てても、一緒にいたかった、
って思ったけども、あれかも、
もう、別れたくない。って気持ちがめちゃくちゃ強かったのかも。
別れた旦那の前に、ちゃんと付き合った人は2人いて(正確にはもうちょっといるが)
その2人ともに、フラれているから、
まあ、わりに壮絶な別れ方をしたので、
もう、人が離れていく。って事に敏感に過剰反応してしまう人になってしまっていた。
まあ、それでも、10年くらい同棲し、結婚をし、ないとを授かり、
って、通常の人の生活をしていた。
話が逸れたな。
ヒデロウから連絡も途絶え、
何年もたち、ヒデロウの事を頻繁には思い出さなくなったある日、
地元の、たまたま入ったBARで、壁に貼ってあるポスターに目がいった。
「ヒデロウ追悼gig」
え?何?
ヒデロウ?追悼???
店のマスターに(マスターと言っても、昔少しだけ付き合った人だったんだけど)
これ、どっからのポスター?あ、日付けが
大分前だ。関係者から貰ったやつ?
誰かヒデロウの知り合いいるの?
と、色々聞いても、よくわからない感じで、
すぐ、ネットで調べても、イマイチよくわからなかった。
ネットもさ、今みたいに、かるーく、なんでもわかる感じに、親切ではなかったから、
ヒデロウの情報は、本当にわからなかった。
ヒデロウの事だから、ふざけて、死んだ事にして、追悼gigで、実は生きてました。
とかの演出かな?
とか、ヒデロウのバンドが解散だから、追悼gigって名前にしたのかな?
とか、
ヒデロウが生きてる可能性を信じた。
ある日、「ヒデロウ、死亡、追悼gig」
でヒットした記事の中に、
ヒデロウがバイクで死んだ。っていうblogを見つけた。
ヒデロウが死んでいた。
私とヒデロウと、ヒデロウのファン2人とで飲む事になり、何故か、そのファンが泊まっているビジネスホテルに進入し、二段ベッドの上で
いきなり、ヒデロウとファンがヤりだし、
下のベッドで、やれやれ。と呆れたり、
変なプロダクションを紹介され、大変な事になり、あーもー、ヒデロウがここまで歪んだ常識になったんなら、縁を切ろう。と思ったり、
焼き魚は醤油をかけて、食べない。魚の味が勿体無いじゃん。って言われ、
それ以降も、私は焼き魚に醤油をかけなくなったり、
打ち上げで、もう電車がなくなり、帰れない私の為に、ハーレーを運転するヒデロウのファンを呼んでくれ、酔ってグニャグニャの私を、そのハーレー乗りの身体と私の身体を、荷物紐で、ぐるぐる巻きにして、送りだしてくれたり、
私を一切女扱いしなかったり、
失礼極まりない扱いされたり、
実は結婚していたヒデロウに、もうあんま、連絡しないようにするよ。こんなに夜遊びしちゃ、ダメだよ。
って言ったら、だから結婚したってお前に言いたくなかったんだよ。
って言われたり。
男が出来ても、つまらない女にならないでね。
と言われたり、
学生証を見せても、高校生だと信じてくれず、30代だろ?と言いつづけたり、
PV(昔はMVをPVって言っていたのだよ)
に、ケイコって役のブスな女が必要だから、恵奈、出てくれない?
と言われたり、
あれ?私の扱い酷くないか?ヒデロウ。
ま、いっか。
子供の私を大人のヒデロウが友達として扱ってくれた日々は
そこで、それ以上の新しい思い出となる出来事が更新される事は無くなった。
んー。あまり面白い日記ではないなぁ。
だから何?
って感じだな。これ。
ごめんよ。
ありがとう。
おわり。